瞑想とヨガの違いについて。基礎から解説

 

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「瞑想とヨガの違いを説明せよ」と問われたら、戸惑ってしまう人は多いのではないのでしょうか。瞑想とヨガは似た雰囲気があるので、同じではないかと思ってしまいますよね。もしくはヨガや瞑想の経験者の人ならば、なんとなく違いは分かるけど、似た行為をしていると感じる人もいるでしょう。そこで今回は瞑想とヨガの違いについて、瞑想とヨガとはそもそも何なのかということから解説します。

 

そもそも瞑想とヨガとは？

今回は瞑想とヨガの違いをご紹介しますが、まずはそもそも瞑想とヨガとは何なのか知らないという人も多いでしょう。そこでまずは、瞑想とヨガとは何かを解説します。

 

瞑想とは

瞑想とは、心を静めて神へ祈りを捧げたり、精神鍛錬をおこなったりする行為です。瞑想というと、座禅を組んで黙ってする姿をイメージする人が多いですが、ヨガのように様々な体位を取ったり、集団で低い声を発し続けたりするものもあります。

さらに瞑想中にヨガのポーズのように特定のものに集中するものもあれば、雑念がわいたら消して心を無にするものもあるのです。このように一口に瞑想と言っても、そのスタイルは様々です。

近年注目を浴びているのは「マインドフルネス瞑想」と呼ばれる瞑想で、仏教における瞑想や座禅をマニュアル化したもので、宗教色が濃くないことが特徴です。

また、瞑想は脳を休ませることまでを目的としますが、マインドフルネス瞑想は脳を休ませることによって生じる利益を得ることを目的としています。そのため、ビル・ゲイツやスティーブ・ジョブズ、イチローと言った有名人や、GoogleやFacebookと言った大企業も積極的に実践しています。

 

ヨガとは

ヨガは、約4500年前にインドのインダス文明で誕生しました。サンスクリット語で「つながり」を意味し、心と体と魂がつながっている状態を表します。時代を経るにつれ、その形は少しずつ変化してきました。現在、ヨガというとエクササイズ的な要素が強くなっていますが、元々はインドの僧の修行の一環だったのです。

ヨガは呼吸と瞑想、全身を使ったポーズを使い、自分自身の内側と向き合うことで、心と体、魂をつなげることを目的としています。

 

瞑想の1種がヨガであり、ヨガは瞑想法の1種

瞑想とヨガについて解説しましたが、「あれ？瞑想の種類にはヨガがあって、ヨガでは瞑想をする？」と思った人もいるでしょう。

これは一見矛盾しているようですが、瞑想の1種としてヨガがあり、ヨガの一部は瞑想です。つまりどちらも根本は同じなのです。

 

明確な違いは身体を動かすかどうか

ヨガと瞑想は似て非なるもの。発祥などは違いますが、お互いがお互いの一部でもあるので、いまいち違いが分かりませんよね。実は、この違いについては専門家でも意見が分かれることもしばしばなのです。

では、瞑想とヨガの明確な違いはないのかと言うと、一つだけあります。それは、身体を動かすかどうかです。簡単に言えば、瞑想をするところまでは同じですが、独特のポーズを取りながらやる方、つまり身体を動かす瞑想がヨガなのです。

 

瞑想とヨガの違いは身体を動かすかどうか

瞑想とヨガの違いは身体を動かすかどうかということです。瞑想もヨガも、意識を一点に集中させ、意識が逸れたら元に戻すという根本的な部分は変わりません。

そのため、瞑想とヨガ、どちらをやろうか迷ったときには、身体を動かした方が自分にとって心地よいかどうかで見極めると良いでしょう。

ヨガと瞑想、どちらも精神が鍛えられて、ストレス軽減など嬉しい効果がたくさんです。とくに瞑想はいつでもどこでもできるので、ぜひ初めてみてくださいね。