コーヒーの歴史はイスタンブールから!世界と日本の流れを詳しく紹介

深い歴史があるコーヒー

コーヒーにまつわる深い歴史を知ろう

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朝食や仕事の合間、ほっと一息つきたい時にはコーヒーが欠かせないという方も多いことでしょう。今では馴染み深いコーヒーが、私たちの生活にどのようにして関わるようになったのかご存知でしょうか。今回は、コーヒーの起源や歴史など、コーヒーにまつわる深いエピソードについてご紹介します。

コーヒーの起源を知る

コーヒーの起源に関しては、いくつものエピソードが存在しています。エチオピアやアラビアが発祥とする説が有力ですが、今のところ明確な資料は見つかっていません。まずは、コーヒーの起源としてよく知られている3つの伝説についてご紹介します。

ヤギ飼いのカルディの伝説

9世紀頃のエチオピア、ヤギ飼いの少年カルディの話です。ある夜、カルディはいつまで経っても騒がしいまま眠らないヤギがいることに気がつきました。不思議に思ったカルディは、近くの修道院に相談して調べてみると、牧草地に生えていた赤い実を食べたことが原因だと分かったのです。カルディ自身がその実を食べてみると、だんだんと元気があふれてくるのが分かりました。修道僧たちに食べさせてみると、修行中に居眠りをすることなく、厳しい修行に耐えられたそうです。その後、この赤い実が「眠らない魔法の薬」として広まっていきました。

イスラム神秘主義修道者シーク・オマールの伝説

13世紀頃のモカ、現在のイエメンでのお話です。イスラム教の修道者シーク・オマールは、当時大流行していた伝染病から大勢の人々を救うべく祈祷を行っていました。ある日、オマールは伝染病にかかったモカの王女を祈祷して治しましたが、その王女に恋心を抱いて求婚してしまいます。このことがモカの王様にバレて、オマールはオウサブ山に追放されてしまいました。お腹を空かせたオマールは、山中でさえずる美しい小鳥を見かけました。小鳥に惹かれて手を伸ばしてみると、小鳥が止まっていた枝の先にきれいな花と果実があるのを見つけました。この果実を持ち帰ってスープにして飲んでみると、とても香りが良く、オマールは元気が出るような気分になりました。この時飲んだスープがコーヒーの起源と言われています。罪を許されてモカに戻ったオマールは、コーヒーを人々に広めて「モカの守護聖人」と呼ばれるようになったのです。

イスラム律法学者ゲマレディンの伝説

15世紀頃、アラビア半島南端にあるアデンでのお話です。研究熱心なイスラム教の律法学者ゲマレディンは、研究に熱中するあまり体調を崩してしまいます。ゲマレディンは、過去にエチオピア旅行で知ったコーヒーのことを思い出し、エチオピアからコーヒーを取り寄せて飲んでみました。すると、病気が治り、眠気もなくなってしまったのです。その体験から、ゲマレディンがコーヒーの効能をあちこちに広めていったのです。

コーヒーの歴史を知る

コーヒーの起源にはいろいろな説がありますが、コーヒーの発見からどのようにして世界各地に広まっていったのでしょうか。ここでは、世界と日本のコーヒーの歴史についてご紹介します。

世界のコーヒーの歴史

まずは、世界でどのようにコーヒーが広まっていったのか、その歴史を見ていきましょう。

始めはコーヒー豆を食べていた!

コーヒーを発見した当初は、その実を煮たり、潰したりして、実そのものを食べていたようです。その後はいろいろと工夫を重ねて、コーヒーの葉と実を一緒に煮てできた煮汁を飲むようになりました。そして、現在のようにコーヒー豆を焙煎した後、砕いてから煮出して飲むようになったのです。

カフェ文化はイスタンブールから

16世紀半ば、トルコのイスタンブール世界初のコーヒーハウス「カフェ・ハネ」が誕生します。ダマスカス出身のシェムジとアレッポ出身のヘケムの2人で開いたお店は、内装や調度品、食器などにこだわっていて、瞬く間に人気店となりました。その後、トルコ国内でコーヒーハウスが増えて、役人や学者、商人、旅人など、さまざまな人が集まる社交場となっていったのです。

トルコからヨーロッパ、そして世界へ

イスタンブールで誕生したコーヒーハウスですが、17世紀にはイギリスでも開店します。さらにフランスでは、ミルクたっぷりの「カフェオレ」といった飲み方もするようになり、コーヒーがヨーロッパ全土に定着するようになりました。アメリカには、17世紀初め、現在のバージニア州にジェームズタウンを設立したキャプテン・ジョン・スミスが、アメリカに渡る際にコーヒーの文化を持ち込んだと言われています。そうして世界の大都市にコーヒーハウスが開店し、世界中へとコーヒーが広がっていったのです。

日本のコーヒーの歴史

では、日本にはどのようにしてコーヒーが伝わってきたのでしょうか。ここで、日本でのコーヒーの歴史を見ていきましょう。

日本への初上陸は長崎・出島

実は、初めて日本にコーヒーが伝わったという明確な記述は残っていません。鎖国中の江戸時代に、長崎の出島にあったオランダ商館からコーヒーが伝わったと考えられています。当時、出島に駐在するオランダ人には、日本の役人や商人しか接触できませんでした。もしかすると、その役人や商人たちが来館時に出されたコーヒーを飲んでいたのかもしれません。

コーヒーの効能を伝えたのはシーボルト

出島に滞在していた医師シーボルトは、「薬品応手録」という薬草や新薬などが記載された目録に、コーヒーの効能や飲用をすすめる一文を載せています。当時、オランダとは200年以上の交流があったのですが、シーボルトが日本人にコーヒーを飲む習慣がないことを知って、コーヒーが「長寿の薬」であると伝えたそうです。そして、1858年、日米修好通商条約が調印された年に、日本で正式にコーヒーの輸入が始まりました。

日本初の喫茶店が東京・上野に開店

日本初の喫茶店が開店したのは、1888年のことです。東京の上野に「可否茶館」というお店がオープンし、コーヒーを提供するようになりました。当時、そばが一杯8厘から1銭で食べられたのに対して、可否茶館のブラックコーヒーは一杯1銭5厘もの値段でした。可否茶館では、喫茶のほか、ビリヤードやトランプといったゲームや、国内外の書籍や新聞などが揃っていて、コーヒーとともに文化交流を行う場としていたようです。しかし、経営がうまくいかずに、開店から4年後に閉店します。

 

しばらくして銀座に次々とオープンした喫茶店は、ハイカラ文化が流行った時代背景から、文化人たちが集まる社交場となっていきました。そして、浅草や大阪、京都などにも次々に喫茶店がオープンしていったため、ハイカラ文化を好む人たちが集って西欧の思想や文化に触れるとともに、コーヒーもだんだんと浸透していったのです。

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コーヒーの奥深い歴史を楽しんでみよう

コーヒーの起源にまつわる話はさまざまですが、その効能を知った人々が、飲み方や楽しみ方を広めることで、世界中に深く浸透してきました。コーヒーの歴史をより深く知ると、普段飲んでいるコーヒーが味わい深くなるかもしれません。コーヒーの歴史に触れてみて、いつもとは違う美味しさを味わってみてください。

ハワイを感じる総合ネットショップ|Aloha Marmaid

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住所 〒107-0062 東京都港区南青山2-2-15-14F
営業時間 平日10:00-18:00
定休日 : 土日祝
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E-mail info@alohamermaid.com

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